Loin d' ici Est-ce que c'est loin d'ici ?
大事なのは外見? それとも中身?
だれもが共感するコンプレックスに焦点を当て、ハンサムに変身できるスーツを手に入れた男性の恋を描いたラブ・ストーリー。
ドランクドラゴンの塚地武雅、谷原章介が主演を、北川景子がヒロインを務めたほか、佐田真由美、森三中の大島美幸、池内博之、本上まなみ、佐々木希などの豪華キャストにも注目です。
【あらすじ】
大木琢郎は母親が残した定食屋を営む心優しいブサイク。
ある日、新人アルバイトで超美人の寛子ちゃんを好きになるが、あっさり振られてしまう。
その後、琢郎は洋服店で、ブサイクの条件を満たしていると言われ、着るだけでハンサムになれるスーツを手に入れ……。
・・・GYAO放映時「内容・詳細」より
【関連リンク】
【ハンサム★スーツ】映画公式HP
着ればハンサム!着ればハッピー!
アナタの変身願望、叶えます!
やぁ、もうこの映画泣いたわぁ(。p_・。)
すごくいいシーンがあるんですよ。
大木琢郎33歳、独身。
母親が遺した庶民的定食屋「こころ屋」を営む、心優しいブサイク。
その風体から「豚郎」と呼ばれるが、おいしい料理とお財布に優しい値段でお店は大繁盛。
やぁ、ホッとする笑顔ですわ。
琢郎の笑顔。
なのに、バスでちょっとでも隣の人に触れると、まるでばい菌にでもさわったかのような反応されたり。
そんなことする奴いたら、ソッコーで殴るけどなぁ(゜ー゜;)
「豚郎」って呼ぶのもさぁ、言ってる人たちは軽口のつもりなんだろうけど、本人が笑顔を返してくるからって言っても、決して傷ついてないワケではないだろうに・・・。
「悪気が無い人達」って本当に性質が悪い。
そんな「こころ屋」に、ある日、寛子という超美人が訪れバイトとして雇って欲しいというのだ。
一度は断る琢郎だが、あまりに寛子ちゃんがしょんぼりした様子を見せるので、バイトとして雇うことにした琢郎。
寛子ちゃんは働き者で明るくて、琢郎にもわけ隔てなく接してくれる。
そんな寛子ちゃんに次第に思いを寄せていく琢郎は、ついにある日、寛子ちゃんに告白してしまう。
ところが・・・
寛子「どこが好きですか?」
琢郎「え・・・?全部。美人やし」
寛子「がっかりしました」
そう言って店を出て行き、2度と現れなくなってしまった。
実はこれより以前、店の従業員の米沢が寛子にこんな質問をしたことがあった。
米沢「どうして、ここなの?」
「そんだけ美人なら、他にバイトくらいいくらでもあるでしょう?」というのだ。
寛子「以前、父と二人でこの店に来たことがあるんです。そのとき・・・」
そのとき、無銭飲食の客がいて逃げ出そうとしたところを米沢が捕まえたのだが、琢郎は「財布を忘れて、あとで持ってくるつもりだったんだよね?」と見逃してやったのだ。
その時の琢郎の優しさに、一目惚れだったのだという。
そうですね。
これがわかってれば、寛子ちゃんが何に「がっかりした」のか、もうわかりますよね。
寛子ちゃんは見た目がどうとか気にしていないんです。
そして、自分のことも見た目云々ではなく、性格を見て欲しかったんです。
ところが、琢郎にはそれがわからない。
わからず、「自分がブサイクだから振られたんだ」と思い込んでしまうんです。
もう、悲しい(。p_・。)。
でも、まだここでは泣かない!!(^0^;)
いや、泣けなかった!!
琢郎は友人の結婚式に出るため、スーツを買いに「青山」に。
すると、店長と店員が揃ってやってきて「着るだけでハンサムになれるスーツがある」というのだ。
訝し気な様子を見せる琢郎に、イケメン・ダンディ風の店長がなにやら頭からスッポリ脱いだかと思うと、あら不思議!
中から出てきたのは、ハゲのステテコ親父。
なんと、店長がダンディだったのは「ハンサム★スーツ」のおかげだったのだ!!
そしてついに、琢郎も「ハンサム★スーツ」を着ることに!
やぁ、まぁ、そこは好みではないんでなんとも・・・?
や、確かにイイ男ですよね谷原章介。
それにしても、店長が中条きよしから温水洋一とは驚いた!!
あれは、すごすぎるっ!!(*^^*)
しかし、中条きよしって化け物か!?
なんで、あんなにカッコイイんだ?
なんで、年とらないんだ!?
あー久々に、本物のイイ男見た!!って感じだわ。
その変の男とは品性が違うんだよ、品性が!!
ホストとかやってたら、あの年でもNo.1張れるんじゃない?
「ハンサム★スーツ」を着た琢郎はモテモテで、「光山杏仁」としてモデルデビューも果たすほど。
そして一気にカリスマモデルとして注目の的に。
琢郎の2重生活が始まった。
そんな時、ばったり寛子ちゃんに出くわした琢朗は、杏仁の姿で寛子ちゃんにアプローチするが、あっさり断られてしまう。
「どうしてなんだろう?」
塞ぎこむ琢郎に新しいバイトの本江さんが言う。
本江「他人の幸せを見たら写メって、10歩進むゲームしましょう!」
本江さんは、寛子ちゃんがバイトをやめてからすぐに現れた女性。
働き者で、明るい性格だった。
「これで顔がよけりゃねぇ」と常連客から声が上がるほどの養子だが、そんな嫌味にも「慣れてますから」と笑顔を返すような女性だった。
本江に言われ、首をかしげていた琢郎だったが、「あ、あの人自販機の下から10円拾った!幸せそう」誰かがホンの些細なことで幸せを感じて笑顔を見せる。
その笑顔を見て、「幸せそう」と自分も笑顔になる。
そして、10歩ずつ先に進む。
意外にも、とても楽しい時間だったのだ。
そんな時間をくれる本江さんと一緒にいることに安らぎを感じ始める琢郎だった。
このシーンです。
号泣しました(T^T)
もうねぇ、すごく幸せなんですよ。
「他人の幸せそうな笑顔を見ることができた幸せ」っていうの?
映画の中の琢郎と本江が誰かの幸せを幸せに感じ、そんなシーンを見ているこっちまで幸せになってくるんだよ。
これは、心に残る名シーンだと思います。
涙が溢れてどうしようもなかった。
カリスマモデルとして注目を浴びる「光山杏仁」こと琢郎は、トップモデルからも好意を寄せられる存在に。
しかし、初めてのベッドイン!という時に、「ハンサム★スーツ」にお湯がかかるとスーツがシワシワになることが判明する。
青山の店長「お湯がかかっても大丈夫な『パーフェクト・スーツ』を開発しました!ですが、一度着用すると一生脱ぐことが出来ません」
もうすぐ、大きなショーがあるため「光山杏仁」としての自分は捨てられない。
でも、一生「光山杏仁」として生きるのはちょっと・・・。
琢郎は、どうする!?
ネタバレはここまで。
もう、私、あのシーンだけで大満足だわ。
本当に、いいシーンだった。
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